スタッフ間の勧誘活動の対処法
院内の雰囲気を険悪にしてしまうもの、スタッフの人間関係を悪くしてしまうもの、その一つに院内でのさまざまな勧誘活動があります。政治活動、宗教の勧誘、化粧品や健康食品の販売などです。必要ないのにしつこく勧められ、だんだん毎日顔を合わせるのが辛くなってきてしまいます。困るのは、勧めた本人は相手のためになると信じて、善意で動いているところです。この善意があるため、勧められた方は断りづらく、まるで自分が悪いことをしているかのような気になってしまいます。最終的には、そのような人間関係に疲れてしまい勧められた方が退職してしまうのです。
では、どのように対処したらいいのでしょうか。
1.就業規則の見直し
トラブルを未然に防ぎ、クリニックとしての自己防衛をするためには、「院内での営業活動、政治活動、宗教活動、勧誘活動の禁止」と明確に就業規則に記載し、スタッフがいつでも読める場所に常備しておきましょう。
2.問題発生前の注意喚起
新しく入るスタッフに対して、最初の説明の時に、「当院では院内の勧誘活動は禁止されています。違反した場合は懲戒解雇もありますので、ご注意ください」とお話しします。また、今働いているスタッフに対しては、スタッフミーティングで取り上げ、クリニックとして禁止しているということを明言します。
スタッフみんなが気持ちよく働けるように、院内環境の整備をしましょう。