クリニック承継開業について
承継開業とはなんですか?
先代の先生から医院を引き継ぎ、開業することです。
承継開業は、既に開業している先生から医院を引き継ぎ開業することです。継承開業や、医療M&Aと呼ばれることもあります。
まだ一般的ではありませんが、徐々に浸透しつつある開業方法です。それには、日本の医療を取り巻く様々な問題に関係しています。
なぜ承継開業をする人が増えてきているんですか?
日本の医療が抱える課題にフィットした開業方法だからです。
日本の医療が抱えている問題
-
01総人口が減っているのに、医師の人数は増えている。
日本は2008年を境に人口減少時代に突入し少子高齢化社会を迎えています。
このままのペースで人口が減り続ければ2050年には1億人を下回ると推測されています。
その一方で、医師の人数は堅調に増え続けています。また医師が増えているにもかかわらず、地方と都市ではその数に大きな差があり、医師の偏在化も問題となっています。 -
02診療所の増加に伴う、集患・採用競争の激化
開業医の先生も増えており、ますます競争が激しくなっています。
また65歳以上の人口も2042年頃までは増えていくと予測されており、今後ますます高齢者を主要患者層とする診療科の開業は増えていくものと予測されます。こうした大きな流れの中で集患対策だけではなく、労働人口の減少に伴い人材の採用競争が激化していくことが予測されます。 -
03開業医の高齢化と後継者不足
開業医の実に47%が60歳以上となっており、高齢化が進んでいます。(2016年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(厚生労働省))
またそれと同時に開業医の後継者不足も深刻な問題となっています。
特に地方では、地域になくてはならない診療所にもかかわらず後継者がいない、という問題を抱えている診療所が増えています。
このような日本の医療が抱える
問題を解決する開業方法として、
承継開業が注目されています。
承継開業のメリットはなんですか?
コストを抑えた開業、先代医院から多くの『利』を引き継げます。
クリニック承継開業のメリット
-
01集患・売上において、順調なスタートを切ることができる。
先代の診療所から患者を引き継ぐことができるので、開業直後も安定した売上を確保できることが一番大きなメリットです。新規開業よりも、開業後の経営の見通しが立てやすく、順調なスタートを切ることが可能です。
-
02立上当初から患者数を確保できる
2年後の患者数を見れば結果は同じですが、2年間の延患者数を比較すると承継開業は54,800人、新規開業は39,220人となり、大きな人数差が生じます。
-
03累計診療報酬の差は5,453万円に
仮に1人当たりの平均診療単価を3,500円とすると、2年間の合計の診療報酬は承継開業で1億9,180万円、新規開業で1億3,727万円となり、実に5,453万円の差が生まれることになります。
-
-
設備投資の
コストカット設備を引き継ぐので、新たに投資するコストを大幅にカットできます。
-
開業までの
時間を短縮大がかりな工事や採用活動が不要なので、開業までの時間を短縮、素早く立ち上げられます。
-
従業員を
引き継げる従業員を引き継げるので、採用活動にかけるコストを軽減できます。
-
患者を
引き継げる患者を引き継げるので、広告・宣伝にかけるコストをカット。また、開業直後からも安定した売り上げを確保できます。
-
承継開業で
コスト減、かつ順調な
滑り出しの医院開業が可能です。
メディカルバトンのサービス内容
先生のメリットを第一に考えて、
承継開業をトータルでサポート。
承継開業には先生にとって、数多くのメリットがあります。
なのに普及が進んでいないのは、『新規開業の方が、"利"になる関係者が多い』からというのが実態です。そのため、承継開業の方が適しているにも関わらず、新規開業にレールを敷かれてしまう可能性もあります。
メディカルバトンは、先生のメリットを第一に、かつ医療を取り巻く現状、将来を見据えて、新規開業サービスと同時に、承継開業サービスも行っております。
ご要望・現状に合わせて最適な方法を提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
クリニック承継開業サービスのフロー
承継開業にある数多くのステップを、ワンストップで対応します。
承継する側とされる側双方が納得できるような、細やかな調整も得意としています。