院長不在時にスタッフにやってもらうとよい業務
院長先生は、研修会や学会などでクリニックをやむをえず休診にして出かけられることがあります。このような場合、スタッフを休日扱いとするのかどうか迷うと思います。
一番よいのは、病院の勤務表のように前月に翌月の予定を入れた勤務表を作成できるとよいでしょう。学会や研修会などはだいたい事前に予定がわかっていますので、その日程を入れたものをクリニックの勤務日とし、年間週休2日の104日間の休日の確保と祝日、年末年始、夏休み含んだ年間の休日予定表を作ります。
例えば、
・年末年始12月30日~1月5日がお休み
・日曜日が年間52日お休み
・祝日年間14日お休み
・夏休み8月12日~15日お休み これで合計77日分
あとは、水曜日や木曜日など自院の休診日が52日あると年間129日の休日になります。
とすると、学会や研修会に出かけた日をさらにお休みにすると年間の休日が多くなりすぎてしまいます。したがって先生が学会などで出かけられるときは休診にしますが、スタッフには別の業務をしてもらうとよいと思います。院内の清掃日にする、院内改善ミーティングを行う、スタッフにも外部研修に参加してもらう等がよいでしょう。
急にお休みにするとか、急に診療をするなどと、方針が定まらないことがスタッフにとって一番困りものです。年間週休2日は確保しつつ、あまり甘やかしすぎず、またあまり厳しくしすぎずという舵取りをするためには、早めにご自分の予定を決めるようにし、その日はお休みにするのか、診療はしないけれどもスタッフの出勤日にするのかを決めましょう。