スタッフにもインターナルマーケティングを
外部に対するマーケティングと内部に対するマーケティング、あえて言えば内部に対するものの方が、重要度が高いでしょう。自院のプラスの点を患者さんや地域の方へ広告広報されている場合であっても、内部のスタッフがその事実に気づいていなかったり、他のクリニックのことをあまり知らずに、自院のよい部分をよく理解できていなかったりすることがあります。これはインターナルマーケティングの不足と言えます。
院長先生が外部に対して言っていることと、内部で言っていることが不一致の場合、スッタフから反発を受けてしまうこともあり、患者さんから見ても、そういったアンバランスさや人間関係の悪さを感じ取られてしまいます。したがって、外部でのマーケティングや広告宣伝とまったく同じ比重でインターナルマーケティングを行う必要があります。
外部に渡すパンフレットや説明資料は全てのスタッフが必ず目を通し、理解してもらう必要がありますし、そのような資料から患者さんが質問されそうな内容についても、事前に院内ミーティングをして、具体的な回答例を決めておかなければいけません。このような外部へ発信する情報を院内で繰り返し反芻することにより、自然と自院の特徴や強みがスタッフの気持ちの中に刷り込まれていきます。