広告宣伝による増患
開業してある程度の期間を経ると収入の伸びが鈍くなります。
その理由のひとつには競合医院の出現や設備の新旧の差にあります。
増患、増収を目指すには、患者様の希望に沿った治療や処置ができるようにし、それを患者様に知らせ、治療や処置を受けやすくするための活動が必要です。
1 診療行為(サービス)の紹介
医療に携わらない一般の方のほとんどは、診療科目が分かれていても医師は基本的には同じことを学び、医師免許にもそうした区分はないことを知りません。そうした一般の方に向けて診療科目を羅列しても、訴えかけるものはありません。自分の症状をどの医院に診てもらうのかを結び付けやすいように具体的に表現することが効果を持ちます。
ですが、すでに多くの先生がされている事でもあり、効果をあまり期待できないと思われるかもしれませんが、そうではありません。新しいニーズをつかむ表現に変えれば、新しい患者様を得ることができます。もちろん表現だけではなく、新しい治療法などを習得して行うようになった場合も、それを表現していくようにしましょう。
2 伝達方法の工夫
医院の経営は地域に根差して成り立つ要素が圧倒的ですから、基本的には駅などの屋外看板や電柱広告といったものが主流になります。
また近年ではインターネットで調べてクリニックに訪れる方もたくさんいらっしゃいます。クリニックの雰囲気が伝わるようなHPを作成し、アピールした方が良いでしょう。
3 来院方法
(徒歩)駅やバス停、主要な道路から医院までの「電柱看板」で進路を案内
(車) カーナビゲーションシステムの電話番号検索は、タウンページに掲載することで検索対象になります(タウンページの発行は年1回なので機を逃さないようにしましょう)
こうした活動で使った費用はもちろん経費となります。また、なかには契約に則って1年分を前払いした場合は短期の前払いとして全額費用にできることもありますから、その節税効果は大きくなります。