医院開業のタイミング
本日は、医院開業のタイミングについてお話致します。
勤務先の状況や医局人事、ご家族の状況等によって医院開業をご自身の理想のタイミングに合わせるのはなかなか難しいかと思います。
しかし、以下の2つのポイントから出来るだけ理想のタイミングに合わせて開業すべきです。
① 患者側からの視点
② 資金繰りからの視点
① :地域住民は風邪の時はここ、歯が痛くなった時はここと既にかかりつけ医を決めてお
り、新しく医院ができたからと言ってよほど不満が無い限り急にかかりつけ医を変えません。
そのため、卒業・入学、引越し、新年など患者側の生活パターンや気持ちが変わる頃を狙って開業した方が望ましいです。
② :医院開業される先生の大半は融資を受けてご開業されることと思います。
心理的なストレス、金銭面から考えてもスタートダッシュを切れるに越したことはありません。そのため、患者数に季節的な変動がある科目は患者の出来るだけ多い時期に開業すべきです。
内科であれば風邪が流行する秋から冬、耳鼻科であれば花粉症が多くなる春等です。
開業当初から患者を呼び込み、初診のアンケート等から自医院の強み・弱みを分析し、改善を積み重ね、他医院との差別化を図っていくことが重要です。
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