患者さんの視点で院内チェック
毎日の診療を繰り返していると、院内のことに慣れっこになってしまい、患者さんの視線を忘れがちになってしまいます。
一度患者さんの視線になって院内をチェックしてみましょう。
■患者さんが来院されてから治療を終えて帰られるまでのながれに沿って
○入口・・・第一印象は大切です。医院の顔ともいえるところなので目の留まる所にクリニックの理念や方針を掲示しておくのもいいかもしれません。 一度スリッパ等に履き替えて頂く場合には、患者さんの視線が移ります。 床は綺麗に清掃されていますか?床の隅にゴミがたまっていたりしていませんか?一日一度とは言わず気が付いたら清掃するよう心がけてください。
○待合室・・座って待つ患者さんの目線、又立って待つ患者さんの目線、もしかしたら医院で一番長い間過ごされる場所かもしれません。患者さんの興味を引きそうな情報を掲示、パンフレットやチラシなどを置きましょう。植物や絵画など鑑賞物を置いてみるのもいいですね。患者さんの気分転換になるかもしれません。
○診察室・・患者さんは先生の肩越しに何を見ているのでしょうか?先生やスタッフが患者さん用のイスに腰を掛けることはまずないので一度座ってみましょう。今まで気づかなかったことに気付くかもしれません。患者さんも整理整頓された診察室で診察されたいでしょうし、又信頼関係にも繋がってくると思います。
○外回り・・診察が終わり一安心で帰ろうとする患者さんの目線はクリニックの外です。クリニックが捨てているわけでもありませんが、煙草の吸殻、空き缶やゴミ最後に目にしたものがそういう汚れたものであったらクリニックの印象は悪いものになってしまいます。