医院開業地の選定
医院を開業する形には大きく分けて3パターンあります。
① テナントビル
② 医療総合施設(医療モール等)
③ 自己所有の土地・建物
それぞれの形にメリット・デメリットがあります。
① 、②については③に比べ当初の開業資金が少なくて済むというメリットがあります。
一方で、①については医院と同一フロアや上下の階に入っている会社に少なからず影響を受けます。またテナント移転等で新たに入ってくるテナントが医院にとって望ましくないテナントの場合もあります。
またオーナーの希望、種々の規制等で広告宣伝(医院の看板等)が制限されるケースもあります。
② については他科同士が集まることによって相乗効果が生まれ集患が期待できたり、薬局主導の医療モールの場合、種々のサービスを受けられる反面、診療行為によっては患者を奪い合う可能性もあります。
③ については自由に医院建築を行うことができる反面、土地を購入してからの開業となると資金負担が相当重くなるというデメリットがあります。住宅と医院が一体となっている場合は住宅ローン(低金利)扱いで融資がおりる場合もあります。
① ~③いずれの形の開業であっても診療圏調査で競合医院や人口数等を勘案しながら開業地を選定することが必要です。
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