退職勧奨は思いやりと愛情で
スタッフの退職は、結婚や出産・育児、キャリアアップといった本人の都合によるものもあれば、院内の人間関係に疲れたとかストレスによるものもあります。
また、業務についていけないスタッフや組織に合わないスタッフに対しては、経営者として退職を勧めなければならないこともあります。これは簡単なことではありません。
退職勧奨を行う上で大切なことは、そのスタッフを人として否定するようなことはせず、また、その人の性格とか能力ではなく、あくまでも業務に対しての評価を根気強く伝えるべきです。本人が、それは修正できないと思うのなら、それは今の職場に合わないということになります。そのような話し合いを続けることが、最も問題のないやり方ではないかと思います。
どんな問題のあるスタッフであっても、もともとは期待を持って応募してきたのであり、それを面接して受け入れたのは自分たちです。人として一定の理解を示しつつ、その上で仕事のやり方や適正について話し合い、できる限り納得を得られるように進めていくことが大切です。