資金の確保
開業時の収入は当初4ヶ月間は定まりません。
国・地方公共団体からの保険請求金額の振込入金は2か月後になります。
したがって開業2ヶ月間は毎日の窓口入金のみの収入になってしまいます。
多数の方は融資が必要になると思われます。
診療所を賃貸する場合、当初資金合計は下記のような合計額になります。
当初は余裕をもって融資してもらうことをお勧めします。
1.内装費(設計料含む)
2.4カ月分の人件費
3.4カ月分の諸経費
4.4カ月分の家賃(保証金含む)
5.4カ月分の借入利息(借入元本:1年据置の場合)
借入期間は10年以上で交渉してみてください。
金利は少々高くなりますが、できる限り長期で借りる方法を、融資先と交渉してみてください。もともと金利は事業用資金ですから経費になります。
また、元本均等払いと元利均等払いについては、開業当初の資金繰りも踏まえてできるだけ総額の支払いが少なくなる方を検討しましょう。