院内の「におい」対策
今の季節、寒い中来院された患者さんを思い暖房をきかせて院内を温かくし、ついつい換気を忘れがちになっていませんか?案外、院内には様々なにおいが漂っています。
来院された患者様が入口の扉をあけたとたん嫌なにおいがしたら、医院の印象が悪くなってしまいます。今回は「におい」の対策について考えてみましょう。
■ 院内の空気の流れをチェックしてみましょう
空気の流れは重要です。入口の扉を開けてみてください。空気は外から内に流れるでしょうか、内から外へ流れるでしょうか?
においの流れを断つためには、まず、発生源から患者様側への空気の流れを止める工夫をしなくてはなりません。来院された患者様が一番滞在している場所は待合室です。待合室に空気が流れ込まない工夫をしてみしょう。
すこし大きめの換気扇が有効です。トイレの中、診療室の中、換気扇を回転させておけば空気が待合室に流れ込むことは軽減されます。消臭剤や空気清浄機にたよるのではなく、まず空気の流れに気を付けることが重要です。
空気の流れを改善した上で、アロマや空気清浄機といったものを使用してより快適な待合室にしてみてはいかがでしょうか。
■ 院外にも配慮
院内が改善されたといって安心してはいけません。設置した換気扇や空気の吹き出し口がどこに設置されているかも重要です。空調の排気口近くに換気扇が設置されていれば意味がありません。せっかく外へ出したにおいがまた院内に戻ってきてしまいます。また、近隣に迷惑がかかってしまうような位置に設置するのは望ましくありません。騒音や悪臭は近隣の方に迷惑になりますので、極力避けるようにしましょう。クリニックは人気商売の面もあるので近隣の方にもよいイメージを持っていただかないといけません。設置する際はそういう面も考慮することを忘れずにしましょう。
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