クリニックの認知度向上
開院当初は、まず、患者さんにクリニックの存在を知ってもらうことが最も大切です。
医療機関の場合も通常のビジネスと同様に患者さん(顧客)との関係は、「知ってもらう」ことにはじまり「受診してもらう」から「再来院」という流れで集患に結びついていきます。
■ 診療圏内の認知率を高めましょう
クリニックを訪れる時はどんな時でしょうか。
一般には病気やけがなど、毎日発生するとは限らない場合です。つまり医療ニーズは限定的で、大多数の人にとっては医療機関の存在をあまり意識しているとは考えにくいのです。
「病気になってはじめてクリニックを探す」
医療従事者が思っている以上に「知られていない」こともあるのです。
■ 受診行動を起こさせる「開院広告」と「開院後PR広報」
今や看板、ホームページ、地域祭事広告、車内アナウンスなどさまざまなアピール方法はあります。とくにインターネットは医療機関を探す代表的手段で、自院ホームページによって病的・症状の解説や情報提供、お問い合わせフォームでの患者さんとの意見交換・・とネットワークとしての活用に有効です。
また、内覧会を開催したりすることで一日でも早く地域に溶け込むPR活動をしてみましょう。
■ 立地や特性による認知方法(例)
◇ 都心ビルにあるクリニック(サラリーマンやOLがターゲット)
お昼休みや会社帰りにも来院できるよう診察時間を設定していることをPRする。
検索エンジンで上位にくるよう工夫する。
◇ 在宅中心のクリニック、健診専門のクリニック
病院やケアマネージャー、健保組合など紹介ルートを把握し、ネットワークを構築する。
独自の「認知」を模索することで他のクリニックとの差別化が可能になります。
認知度の向上が初診者の集患増患に直結することを意識しましょう。