• 医院開業

集患対策

本日は、患者様にいかに来院して頂くかについてお話いたします。

患者様が集まる医院になるには、地域の開業医の方と連携を組み、患者様を相互に紹介しあう環境が重要となっています。
近年では、インフォームドコンセントの充実は必要不可欠となっていますので、少しの工夫が必要となるでしょう。
また、診療時間帯を患者様の日常生活行動を踏まえたうえで設定することも患者様に来院して頂く重要な要素となります。
さらには、受付対応の接遇マナー教育は、医院開業時のみならずこれからの医院経営にとって、非常に重要となります。

1 同業者間の連携
患者様に他の病院、開業医の方を紹介するにあたり、患者様が求めているものは、病院と病院をたらいまわしにされることなく、ちゃんと納得するまで責任をもってくれるかどうかです。
どこそこの病院を紹介するのではなく、どの病院のどの医師を紹介してくれるかが問題となります。
患者様の満足度をアップさせるためには、地域の医師会で相互のつながりを積極的にもち、独自のネットワークを構築することによってトータルで専門性の高い医療サービスを提供して欲しいと思います。

2 患者様への病状説明
一方的に病状を説明する医師や、難しい専門用語を羅列して、面倒な顔で病状を話すドクターに果たして、患者様はまた来院しようと思うでしょうか。
専門用語なしで病状を説明することは、難しいですが、模型やビデオ説明などを用いて説明すると効果的でしょう。
医薬品メーカーや機材業者のパンフレットも良いですが、そこに加筆を加えるなどしてオリジナリティが出せれば、尚良いでしょう。

3 患者ニーズの診療時間
診療時間の微妙な違いで、医院経営の収益は意外なほど差が出ることは少なくない。お昼休みをずらしたり、子供様の多い地域では下校時間に合わせたり、高齢者には早朝受付を行ったり、最寄りの電車、バスの到着時間を把握しておくと良いでしょう。
30分ずらすことで患者様の来院の機会損失を回避できる可能性があります。
ただし、診療時間の設定には、地元の医師会のルールや、スタッフの勤務時間の確保、診療時間を長くしたことによる残業代などの問題があります。
一旦長くした診療時間を短くすると、患者様からはサービスの低下とみられますので、院長先生やスタッフの健康状態をいつも充実して保てる余裕をもった診療体制を心がけて欲しいところです。

4 接遇力アップ
待ち時間の間にも医院のスタッフは患者様に見られています。特に窓口の受付スタッフの第一印象は患者様の数に大きな影響を与えるでしょう。
清潔感のある服装、優しい言葉使いや声かけは、患者様には敏感に伝わります。
電話は顔が見えないので、言葉使いの良し悪しが、はっきりと出ます。
開業直後は医院の場所を聞く電話も多いので、説明の仕方をわかりやすく伝えるようなマニュアルを準備しておくと重宝するでしょう。
言葉使いは丁寧でも顔が怒っているように見えたり、いらいらしている様子を患者様に悟られないように、スタッフだけでなく、院長先生も含め相互にチェックしあう環境作りが大切です。

ここまでを一言でまとめますと、患者様への暖かい思いやりがあれば、医院開業は必ず成功するということになります。

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