• 医院開業

医院開業における機器・備品の購入

本日は、医院開業における機器・備品の選定購入についてお話し致します。

まずは全体の資金計画から投資できる総枠予算を確定し、自院の診療方針を絞り込んでその範囲内で機器・設備を整備するよう心がけます。
また、機器の選定作業ではランニングコストを加味することを忘れてはなりません。
さらに、X線装置などの大型固定式据付医療機器の導入は、建築業者と計画初期段階から十分打合せをして、建物との整合性を図っておくことが必要でしょう。

診療科目、先生個々の診療スタイルなどでバラツキはあるものの、かなり早い時期に機器の選定はしておきたいです。
メーカー選択は医院建築の途上で決めても良いでしょう。
具体的にはおおむね総額2,000万円前後を1つの目安に予算化しているケースが多いです。

機器・備品類の必要度の判断基準は、

① 医院の診療方針・想定患者層にあっているか、
② 稼働率や採算面を踏まえた上での投資効果や費用対効果、コストパフォーマンスがあるかどうか、
③ 地域の医療ニーズとして必要なものかどうか(他の病医院における設置・所有状況なども考慮)、
④ キャッシュフロー等の経営状況に応じて、購入するかリースにするか、

といった点を総合的に考慮して判断します。

導入資金は、自己資金を充てるか、金融機関からの借り入れで賄うか、もしくはリースを活用するかを検討します。
融資やリース審査では見積書が要求されるので、きちんとした見積書をそろえておくことが必要です。
現在の開業事情からすると、高額な医療機器に自己資金や銀行融資を充てることは厳しい状況にならざるを得ません。
したがって、多くのケースでリースを活用していますが、リースは初期投資の必要がない反面、安易な活用に陥りやすいので、利用時には注意する必要があります。
また、少額の減価償却資産(取得価格10万円未満)や一括償却資産(取得価格20万円未満)については、リースを活用するというよりは、金融機関からの融資や自己資金で購入し、減価償却したほうが税務上有利である場合が多いので税理士などにアドバイスを受けながら進めると良いでしょう。

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