開業時の収支計画
医院開業するに当たり収入をどれ位見込み、逆に経費としてどれ位出ていくかを計画しておくことは開業時の資金繰りや銀行交渉を行ううえで非常に重要です。
まず、収入面をどのように計画すれば良いでしょうか。
収入は診療単価に来院患者数の見込みを掛けて計算します
自由診療ははせず、保険診療を中心とする医院では診療単価は自由に設定できません。
そのため、診療単価は厚労省等が発表している統計データを用いて計算すれば良いでしょう。
次に来院患者数はからめに見積もり、1年から2年かけて目標とする患者数に達するような計画にすることが重要です。
次に支出面をどのように計画すれば良いでしょうか。
ここでも厚労省等が発表している統計データが活躍します。
収入に対して経費がどれだけ出ていくかが統計データにありますので、それを基に支出面を計算していくと良いでしょう。
もちろん、人件費や家賃など個別に支出が計算できるものは統計データではなく、実際のデータで計算していきます。
収入と支出を見極め、開業当初から患者数を何人確保すれば収支トントンかを把握することは極めて重要です。