院内掲示物のコツ
「院内における掲示物」には、院長からのお知らせ、医師会等から配布される説明書、メーカーからの新製品の紹介、等々さまざまなものがあり、それぞれの目的があります。
たとえば、院長からのお知らせであれば院長の思い・人となりをより感じられるものにするべきでしょうし、医師会等より配布される掲示物はその内容で時期(たとえば改正の変更時期など)が主題となるものが多いようです。
こういった掲示物を掲示する際に注意しておいた方がよいのは、次のような点になります。
1、周囲の状況に気を配る。
院長からのお知らせは、静かな場所で読んで頂きたいもの。
たとえば、中待合で患者さんが緊張している際に心が和むよう
なものもよいでしょう。その場合、手書きであればより温かみ
がますことでしょう。
2、場所に注意する。
変更内容等を知らせるような掲示物の場合、患者さんが待合の
椅子に座った状態で死角となることがないような場所に掲示し
ましょう。
自分の背もたれの上にある掲示物は読んではもらえません。
また、期限にも注意し期限が過ぎているような掲示物が、
いつまでも掲示されることのないようにしましょう。
毎月1日を掲示物の検討日と定めて従業員に確認してもらうと
よいでしょう。
3、素材に注意する。
たとえば、診療時間の変更のお知らせというように比較的長期
に渡り掲示することになるものについては、ラミネート加工が
望ましいです。
紙がきれいに読める状態はほぼ1ヶ月です。
また、人が触れることになる場所への掲示物(お子様、
待合カウンター周辺への掲示物)についても、より早く傷むと
考え長期の掲示が必要な場合は、ラミネート加工をすると
よいでしょう。
その際、ラミネートの端でケガをすることのないよう、
配慮が必要です。
当たり前のことと思われがちですが、意外とすべてをクリアしている医院は多くありません。再度、自院をチェックしてみるといいでしょう。