推奨できない医療ニュースについて
週刊誌やテレビ等の医療ニュースのなかには、医師として納得できないことも時々あると思います。雑誌・新聞・テレビで紹介された医療記事はどう扱うと良いのでしょうか。
■医療記事、医療ニュースはしっかりチェックしましょう
自院の診療科目に関する特集があった時は、内容をしっかりチェックしましょう。
なかにはあまりお勧めではない治療方法の記事や現場を知らない一方的な記事があるかもしれませんが、患者さんが見聞きしている雑誌やテレビは敬遠せずに先生やスタッフが一度は目を通して患者さんに話題としてお話しできるようにしておきましょう。
■医療記事、医療ニュースについて患者さんに聞かれた場合
患者さんはご自分の治療内容や病気に関する知識を求めています。少しでもご自分の病気がよくなることにはとても敏感です。
ある程度、先生と方向性が合致している図書やお勧めクリニックなどの本は揃えておき、そのうえでご自身の方針や治療方法を患者さんにお話しすれば、患者さんにとってセカンドオピニオンを聞かくなくては不安という気持ちも少し和らぐと思います。
・「ここにはこう書いてあります」
・「先日テレビでこう言っていましたが、私はこの治療をお勧めします」
・「○○の記事はまだ一般的な治療法とは言えませんので、当院では□□の点で、より安全(有効)な治療法を取っています」
このようなご説明をすることで、セカンドオピニオン部分もフォローでき、患者さんの安心につながり信頼度がアップします。