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よりよいクリニック経営をめざして ~理念・コンセプトの大切さ

クリニックに理念は必要なのでしょうか。
競合クリニックが増えていく時代に、外観や距離だけでなく、理念に共感する患者さん、クリニックが大好きでかかりつけになっていただける患者さんをしっかりつなぎとめる役割が、理念にはあることをご存知でしょうか。
ここでは、クリニック経営における理念とは何か、またどのようにして作成していけばよいのかをお話させて頂きます。

1.理念は方向性を示すための羅針盤
地域貢献・先端医療重視などクリニックが何を目指しているのか、院長先生がどのような思いで開業されたのか振り返ってみるのもいいでしょう。スタッフにもわかりやすい言葉でクリニックの方針を伝え、患者さんにも理想とするクリニックのイメージをお知らせしましょう。コンパクトにまとめ明文化することが大切です。

2.共感をよぶ理念づくりのポイント
院長先生の思いを反映させつつ患者さんの共感が得られるよう、技術や治療の先にある患者さんの生活を理念に取り入れてみましょう。来院時の患者さんの様子をイメージしてみてもいいかもしれません。患者さんの求めていることと自院の診療を結びつける、理念をつくることができます。

3.理念を実行するために必要なこと
毎日理念を唱和したり、いくら高い理念を掲げたところで、現実に日々の仕事に反映されているのか疑問をもたれる院長先生も多いことでしょう。多忙な中で現実的な形にすることは困難な作業です。しかし理念に沿った、小さな改善を地道に続けることが大事です。
たとえば、地域貢献を掲げた理念である場合、健康セミナー等の院内イベントを開催したり家族カードの作成など、理念実現へ動いてみることです。また、改善についてスタッフや患者さんに意見をきいてみるものいいでしょう。その変化がスタッフや患者さんの理解につながり、気が付くと理念が現実となることもあるのです。

4.クリニックの理念や方向性をスタッフと共有するための工夫をする
クリニックには院長先生の考えや思いがハードやソフトに反映されています。院内の間取りや機器の位置、朝の準備の手順など、全員で考える機会をもちましょう。なぜ必要なのか、どうしてそこに存在するのかを一緒に考えていくことで、クリニックの理念、方向性を全員で共有し、理解を深めることができます。プラスの循環はきっと患者さんに届きます。

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