• 医院開業

開業後成功のために ~その2

前回に引き続き、医院開業後に成功するためにはどのような点に気を付ければよいのかを、診療科別にご紹介します。
今回は、小児科、精神科、眼科、皮膚科及び耳鼻咽喉科を取り上げます。

1、小児科
①説明ツールの活用
小児科は、お子様の保護者の方へのインフォームドコンセント(保護者の方への説明と治療の納得性)が必要であり、その能力が経営的にも重要となります。
ただし、その一方で診療単価の低い小児科では、多くの患者を診療する必要があるため、効率よく説明する工夫が求められるでしょう。
具体的には、オリジナルの患者様への説明用のパネルや模型、ご自宅へ帰ってからじっくり読んでもらう説明書やDVDの配布などです。言葉だけでなく、説明ツールを活用することで、効率と効果をアップさせる準備をしておきたいものです。

②待ち時間対策
保護者の方の立場になれば、待たされる時間の長さやいつ自分の順番になり呼び出されるか常に緊張感をもって待たされることは、ストレスになります。お子様に注意しながら待たされるので、その不満解消には医院の努力が必要となるでしょう。対策としては、銀行などで見られる受付順番発券器を設置することが良いのかもしれません。待ち時間が長くなりそうな患者様には、メールでお知らせするまで、ご自宅で待機してもらうことなどのサービスも考えられます。

2、精神科
①ホームページの活用
診療の特性上、医院の内容を患者様へアピールするうえで、ホームページの作成はかかせないものとなっています。そのデザイン力もさることながら、院長やスタッフの紹介などでアピールしましょう。また、診察が混雑する診療時間を図表で示したり、交通手段別の詳しいアクセスの仕方や時刻表、駐車場の台数などの情報提供も患者様へ喜ばれるでしょう。また、メールなどで簡単な質問に応えるサービスも検討してはいかがでしょうか。

⑤診療受付時間への配慮
たかだか30分の診療受付時間の差が意外に患者様獲得に影響を与えること開業医の先生方には知っておいて欲しいです。サラリーマン、OLはもとより、学生などは、時間に終われていますので、1日に4,5人の患者様の来院の機会を逃しますと、1年間では相当数の差になることは、明白です。例えば、通勤通学の駅近くの開業では、最寄り駅の時刻表やラッシュ時刻を加味した受付時間を検討する必要があります。帰宅時刻に配慮した工夫も必要となるでしょう。

3、眼科
眼科では、白内障など日帰りの手術を増加させることが、医院経営を安定させることが考えられます。コンピューターに携わるビジネスマンが増加している中、眼のトラブルは増加しています。外来患者を増やす努力をすることもさることながら、ソフトウェア関連会社の顧問医になるなど、出張医療も視野に入れておきたいものです。

4、皮膚科
皮膚に関する悩みは、お子様のアトピーの治療も重点的に治療を行いますが、OLや女子学生向けのしみ、そばかすや一般向けにはイボ、ホクロなどに対するレーザー治療など、専門治療を積極的にPRして、広範囲の診療圏から患者様を集客していくことが必要となります。

5、耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科も患者様がお子様であることが多いので、小・中学校、高等学校の校医に積極的に就任することが考えられます。また、ご老人の患者様も多いので、老人ホーム、福祉施設、町内会や商店街の催し物にも積極的に顔を出してコミュニケーションを図ることを心がけたいものです。

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