• 医療承継

医療法人のデメリット

今日は「医療法人」のデメリットについてお話します。

「医療法人」成りにもデメリットがあります。

(1)最大のデメリットは厚生年金への加入が義務付けられることでしょう。

先生自身が現在国民年金のみに加入されていた場合、やはり厚生年金の負担は大きくなります。

国民年金は所得に関わらず月1万5千円程ですが、厚生年金は例えば月62万円の給料ですと
月10万3千円ほどかかり、これを医療法人と個人が半分ずつ負担します。

(2)また通常の企業であれば事業活動の結果、利益が出た場合配当という形で株主に還元できますが、医療法人の場合、配当が禁止されています。

(3)さらに医療法人が万が一解散となった場合、医療法人が所有する財産は国や地方公共団体あるいは他の医療法人に帰属することとなります。

(4)事業報告などの事務手続きが増加します。

このように医療法人には種々のデメリットがあります。

しかし、医療法人設立時に個人から法人に移転する財産や医療法人化後の運用形態に配慮することで(1)以外のデメリットは緩和できます。

また気軽にご相談下さい。

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